太陽熱発電で国内電力の9割をまかなえる―イスラエル - EUROPA(エウロパ)

太陽熱発電で国内電力の9割をまかなえる―イスラエル

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太陽光という枯渇を心配することがない再生可能エネルギーを使い、国内の電力の大半をまかなおうという提案がイスラエルでありました。
発電方法は太陽熱発電。蓄電システムを加える事で昼夜を問わず電力を送り続けることが可能になるという。

引用:国内電力の9割を再生可能に:イスラエルでの提案 | WIRED VISION

再生可能エネルギー[リニューアブル・エネルギー(持続的利用可能エネルギー]は、安定した電力供給という面で信頼性に欠けるのが問題とされてきた。しかし、適切な蓄電技術があれば、ベースライン電力の代わりになりうるかもしれない。

イスラエルは現在、太陽エネルギーによる電力の割合が非常に小さい。しかし、同国のベングリオン大学で太陽エネルギーおよび環境物理学の学科を率い、国立太陽エネルギーセンターのセンター長を務めるDavid Faiman氏によると、バナジウムのレドックス・フロー電池や揚水による蓄電を使うことで、同国における太陽による電力の割合は90%まで高めることが可能だという。

続きは引用先から

「しかるべき蓄電があれば、イスラエルの電力需要の90%をPV(太陽熱発電)だけでまかなえる。石炭の発電所をこれ以上建設するべきではないし、原子力発電所の建設は論外だ」
とイスラエルの国立太陽エネルギーセンター、センター長を務めるDavid Faiman氏は語っています。

太陽光発電にしても夜間は全く発電できないという欠点があります。太陽熱発電にも同じことが言えるんですが、これは揚水、もしくはレドックス・フロー電池で解決できるとしています。

■揚水
地下貯水池の水を日中くみ上げ、夜間は落としそのときに発電を行います。

■レドックス・フロー電池
充電サイクル寿命が1万回以上というレドックス・フロー電池。リチウムイオン二次電池よりも1/5程度のエネルギー密度に過ぎませんが、構造が単純で大型化することが可能。(1000kW級の電力用設備として既に実用化されている)

イスラエルの南部にはネゲブ砂漠があり農業すら行えないような地域があるそうです。そういったところは日照時間が長く太陽光が強く降り注ぐのでPVに適していそうです。

太陽光発電にはどのような種類があるのか、簡単にまとめておきます。
タワー式太陽熱発電
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平面鏡を用いて、タワーの上部に設置された集熱器に太陽光を集中させます。そこで加熱された液体(水、オイル、溶融塩など)をいったんタワーの下部に送り水を蒸発させ蒸気タービンを回し発電を行います。

トラフ式太陽熱発電
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曲面鏡を用いパイプに太陽光を集中させ内部に流れるオイルなどを加熱、その熱で水を蒸発させタービンを回し発電を行います。

ディッシュ式太陽熱発電
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放物曲面状の鏡を用いてスターリングエンジンなどに太陽光を集中、発電する方式。

太陽熱発電はアメリカやオーストラリアや中国やサウジアラビアといった乾燥した未利用の広大な土地がある国々で有利である。適した陸地が限られ利用上の競合が多い日本では困難を伴うが、海上に建設する方式に関しては必ずしも不利ではないとのこと。


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