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最後のスペースシャトル打ち上げ、7月9日に決定

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 ついに30年の歴史に幕を閉じるスペースシャトル。1981年4月12日に初めて宇宙に打ち上げられ、135回の打ち上げが行われましたが、2011年7月8日をもって最後の打ち上げになります。

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引用:最後の米シャトル打ち上げは7月8日、30年の歴史に幕 | Reuters

 [ケープカナベラル(米フロリダ州) 28日 ロイター] 米航空宇宙局(NASA)は28日、スペースシャトル最後の飛行となる「アトランティス」の打ち上げを、米東部時間7月8日午前11時26分(日本時間9日午前0時26分)に行うことを決定した。

 アトランティスには4人の宇宙飛行士が搭乗し、12日間のミッションで国際宇宙ステーションに1年分の食料や機器など補給物資を運ぶ予定。

 通算135回目となる今回の打ち上げを最後に、米国は30年にわたるシャトル計画の歴史に幕を閉じることになる。


スペースシャトルとは一体どのような宇宙船だったのか、今後も含め簡単に調べました。
スペースシャトルの始まり
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 1970年代から始まったスペースシャトルは、再使用型宇宙往還機として『OV-099チャレンジャー号』『OV-102コロンビア号』『OV-103ディスカバリー号』『OV-104アトランティス号』『OV-105エンデバー号』の5機が製造され宇宙に打ち上げられました。

再使用可能なシャトル
 再使用可能なシャトルは軌道船(オービタ)と呼ばれています。それぞれの軌道船の設計上の耐久性は100回の打ち上げと10年間の使用とされてきました。しかし、これらは後に延長されています。

シャトルと軍
 全長37.24メートル、翼幅23.79メートル、離陸時の重量は109トンという軌道船はさまざま要素を実現できることを前提に作られています。スペースシャトルの大部分を占める貨物室に商業衛星を搭載できるのは当然のこと、大型の秘密衛星を搭載できるようにすることや、極軌道から一周回で離脱するという空軍の秘密計画に対応できるような飛行範囲を持っていることが含まれていました。
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ガリレオ探査機を放出するシャトル


製作、打ち上げ費用
 スペースシャトル『エンデバー』の製作にかかった費用は17~18億ドル(約1,600億円)で、打ち上げの費用は2002年の時点で4億5,000ドル(約400億円)でした。しかし、コロンビアの事故以降は1回の打ち上げに対し約10億ドル(約900億円)が必要とされていました。
 また、2008年の段階でシャトル計画にかかった費用の総額は1,700億ドル(約15兆3000億円)にのぼると政治学者のロジャー・A・ピールケ・Jr.氏が算定しています。

事故
 スペースシャトル30年の歴史で忘れてはいけないのは「チャレンジャー号爆発事故」、「コロンビア号空中分解事故」です。NASAの幹部らの判断ミスで発生したこれらの事故で、計12名が亡くなり2機のシャトルが失われました。

アメリカにおける今後の有人宇宙船
 国際宇宙ステーションの建設、人員輸送に使われていたアメリカの有人宇宙船はスペースシャトルしかありません。スペースシャトルの後継機である有人宇宙船は開発されているものの、シャトルの引退には間に合わず、ISSへの人員輸送は、当分の間はロシアのソユーズ宇宙船のみで行われることが既に決定しています。(スペースシャトルをさらに延長し使用するという案も存在する)

 シャトルの後継機としてNASAは多目的有人宇宙船『MPCV』として、一時計画が凍結されたオリオン宇宙船が再び復活しています。また国際宇宙ステーションへの人員・物資の輸送については何れも民間会社が製作することになり、スペースXのドラゴン宇宙船(有人・物資)、オービタル・サイエンシズのシグナス宇宙船(補給船)と商業軌道輸送サービスに関する契約を結んだと発表しています。

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 7名の宇宙飛行士を乗せISSにドッキングするドラゴン宇宙船(想像図)



おまけ
再び月を目指すというコンステレーション計画が停止されたものの、別途この隙間にシャトル派生ロケットの開発が承認されています。こちらは2009年にNASAが発表したShuttle Derived Heavy-Lift Launch Vehicle (SD HLV)。

NASA Shuttle-derived Sidemount Heavy Launch Vehicle Concept


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