「除染は無駄」―ウクライナ専門家 - EUROPA(エウロパ)

「除染は無駄」―ウクライナ専門家

4213.jpg

 みんなの党の柿沢衆議院議員は震災復興特別委としてIAEA訪問・チェルノブイリ視察しました。そこで当時非常事態省副大臣だったプリステル氏が「私達の間違いを繰り返すべきでない」とし、除染は無意味だったと告げていたそうです。

スポンサーリンク
プリステル氏が指摘する3つの間違い

1.除染は無意味 子供は川、山で遊ぶ

 地域の除染について、プリステル氏は「社会的に安心を与えるために除染するのかもしれないが、内部被曝のほうが大きな問題」と警告した。

 除染は意味がないということか、と訊ねる柿沢議員に対しては、「子どもは川で遊ぶ、山で遊ぶ。それを軍隊を出して全部は除染できない。だから立入禁止区域がある」と答えた。

2.食品の基準値にも疑問

 日本政府が基準値としている食物500Bq/kg、飲用物200Bq/kgという一律の数値について、プリステル氏は「不可解な値。同じ100Bq/kgでも大人のワインと乳児のミルクでは違う考慮が必要だ」と述べ、見直しの必要を語った。

単純に汚染度合いで決めるのも間違い

 プリステル氏はさらに農地としての使用についても土壌汚染の数値だけで決めるのは間違いだと指摘した。土質や草に影響されるため、汚染度が同じでも、牛肉や牛乳の汚染レベルは40倍も異なったという。

 居住の判断についても「ウクライナでは当初30km圏内に大量の兵隊と巨額の費用を投じて除染を行ったが、それは無駄だった。私たちの間違いを繰り返すべきではない」と語っている。


 今回、非常事態省副大臣だったプリステル氏が述べた『除染は無駄だった』というのは事実なのか。以前“放射性セシウムの恐怖 前編『除染を諦めたロシア』”でも、

「屋根材やコンクリートにも容易に結合している」
「ひとたび汚染された物質から放射性セシウムを除去することは不可能に近い」
「ロシア(ソ連、現在はウクライナ)は何年にもわたり放射性セシウムの除去を試みるも、結局は諦めた。これは資金不足だけが原因ではない」

という内容で海外の学者やIAEAが報告していることは事実です。

 では「どうすればいいのか」という点なんですが、一つはあきらめる手段があります。しかし、避難する先がなかったり金銭面で難しいこともあるでしょう。そこで除染という手段が必ず上がってくるんですが、これは可能なのか。神戸大学大学院の山内和也教授は「“街の崩壊”を伴う除染が必要」と指摘しています。

「汚染されたコンクリートを撤去し、アスファルトを剥(は)がすなどの、街の破壊にも等しい 徹底的な除染が必要。屋根やアスファルトなどにセシウムがこびりついているため高圧放水をしたくらいでは除去できず、かえってセシウムを拡散させるだけで終わります。その間、希望者には 避難をさせるべきでしょう」


 あまりにも広い土地を除染しなければならず事故から半年以上が経つ現在も土や砂利の置き場すら決まっていません。そんな状態で除染という言葉が出てくる事自体おかしな話しなんですが、残念ながら国の動き具合からしても長期に及ぶ除染は最終的に失敗に終わる可能性が高いでしょう。




Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
この記事へのコメント
No.758 名無しさん 2011-10-21 13:06

まずはだだ漏れの放射能を何とかしないと、
いくら除染した所でまた汚染される。

コメントを書き込む

トラックバック

http://freeride7.blog82.fc2.com/tb.php/2269-0f47761a

Copyright © EUROPA(エウロパ) All Rights Reserved.