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飛行機を使ってロケットを打ち上げ、新会社設立へ

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 ストラトローンチ・システムズ社が目指しているのは、航空機を使ったロケットの打ち上げです。総重量約220トンのロケットを搭載することができるという航空機も特殊な機体になっています。

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 新会社、ストラトローンチ・システムズ社が目指す打ち上げ技術というのはどのようなものなのでしょうか。まず、ロケットを高々度まで輸送する航空機は新たに開発されます。同社の発表によると、幅約117メートルの翼にボーイング747のエンジンを6基載せた航空機になるとのことです。この航空機の中央部には長さ36mのロケット(重量220トン)を搭載し、空中で打ち上げます。

Stratolaunch Systems, A Paul G. Allen Project


空中発射のメリット
 従来のロケットは、一部を除き地上からほぼ垂直の状態で打ち上げられます。では、歴史と実績のある従来のような地上発射型ではなく、空中発射を行うことにしたのでしょうか。空中発射ロケットのメリットとしてはいくつかあります。
  • 大規模な発射場を必要としない
今回ストラトローンチ・システムズ社が開発している母機は巨大航空機なんですが、必要なのは滑走路や格納庫のみです。
  • 発射条件
発射条件も従来型ロケットに比べ融通が利きます。ロケットは母機に繋げられ高高度で発射されるため、雷雲の有無や氷結層などに関係なく打ち上げを行うことができます。さらに任意の空域で発射できるのでミッションや軌道に合わせた最適な条件で発射することが可能となります。
  • 発射環境
上空で打ち上げることにより、打上げ時に抵抗になる重力や空気抵抗が減るため小型なロケットでも十分な高度や軌道に到達させることが可能になります。

デメリットは
 もちろんデメリットも存在します。1つは母機の搭載方法や搭載能力に限界があるため、大型の人工衛星や惑星探査機の打ち上げは困難である点です。そして、巨大な母機になるについて母機の維持費がコストを押し上げ、結果として高コストになってしまうことがあるそうです。


 今回の発表について会社を設立したマイクロソフト社の共同創業者のポール・アレン氏は「スペースシップワンの成功後、私は宇宙飛行の次の大きなステップ、つまり、柔軟な打ち上げシステムをずっと夢見ていました。私たちは今、衛星打ち上げ産業の根本を変える幕開けに位置しており、ストラトローンチ・システムズは宇宙旅行において、革新的な解決をもたらすでしょう」と述べています。
 また今後の計画としては、カリフォルニア州モハベ砂漠で格納庫を建設し、早ければ2015年に同航空機による初試験飛行を行い、2016年に初の打ち上げ試験を行う予定だといいます。

参照元:sorae.jp


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