風力タービンが穀物の成長を促す? - EUROPA(エウロパ)

風力タービンが穀物の成長を促す?

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 原発事故後、再生可能エネルギーが注目されていますがそのひとつとして風力発電があります。基本的に風力発電は風車を回すというものなんですが、これが意外な効果がるのではないかと注目されているそうです。

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風力発電とトウモロコシ
 アメリカ、アイオワ州やイリノイ州ではトウモロコシの栽培がとても盛んです。そして、ここアメリカ中西部地域は風が強く、風力発電に最適だとし風力発電開発が盛んな地域でもあります。この風力発電はここ10年で急速に普及し、耕作地の脇には風力発電所を設置する農家もいるとのことです。

風車で空気を撹拌
 伝統的な方法として、耕作地帯を木々で覆い空気の流れを遅くし撹拌することで穀物の成長を促すという技術があるそうです。そして、同様の効果が風力タービンでも生み出せるのではないかと研究が進められています。アイオワ州立大学の農業気象学者ユージン・タクル氏は成長を促す以外にも「例えば空気を撹拌すれば、夜間に葉に降りる露が抑えられるので、菌類などによる病害から守ることができる」と述べています。また、タービンが空気を撹拌し風の流れを抑えれば、気温の面でもメリットが生まれるそうで、夜の冷え込みが抑えられ日中は涼しくなることでさらに植物の成長が促されるそうです。

一方デメリットも
 夜間気温が上昇すると植物の呼吸量が増えることで、CO2の放出量が増える可能性があるそうです。また、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)に所属するジュリー・ランドクイスト氏は、「タービンの影響や各農家が栽培する植物は一様ではない。アイオワ州のトウモロコシに良い効果が出たからと言って、他の場所の他の穀物にも同様の効果が期待できるとは限らない。風力発電は大きな可能性を秘めた再生可能エネルギーだ。今後とも冷静かつ慎重に進めなければならない」と述べています。

参照元:ナショナル・ジオグラフィック



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