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臓器移植の供給源は“死刑囚”と認める―中国

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 以前から「死刑囚の臓器が移植されている」と言われていた中国の臓器移植問題について、黄潔夫衛生次官は死刑囚が臓器の主な供給源であると正式に認めました。

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引用:時事ドットコム:臓器移植「供給源は死刑囚」=衛生次官が認める-中国

 【北京時事】中国の黄潔夫衛生次官は、北京で開会中の全国政治協商会議(国政助言機関)の分科会討論で、臓器移植問題について「市民は(臓器を)提供したがらないので、死刑囚の臓器が移植の主要な供給源となった」と述べ、死刑囚の臓器を利用した移植が行われていることを認めた。7日付の中国紙・法制晩報が伝えた。

 黄次官の発言は、中国で親族間の生体移植や脳死判定に基づく移植がなかなか進まない現実を示唆したものとみられる。ただ現在では国内のドナー(臓器提供者)不足のため、死刑囚の臓器のほか、金銭を介した臓器売買も深刻な問題となっている。

 こうした現状に対応するため、黄次官は臓器移植法に当たる「人体器官移植条例」(2007年施行)について年内に改正作業を終え、赤十字会が主導する形で臓器の提供・分配システムを整えると明らかにした。

中国における臓器移植
 ここ数年、中国の経済が豊かになったのが原因かどうかはわかりませんが、臓器売買の記事を多く見かけます。今回は死刑囚と臓器売買についての記事なんですが、では具体的にどのようなことになっているのか紹介していこうと思います。

 まず、黄潔夫(ホアン・ジエフー)という人物は臓器売買では度々登場する人物で、中国の臓器移植の第一人者として知られています。2005年11月には当時中国衛生部副部長だった立場として黄潔夫氏は世界保健機関(WHO)のマニラ支部で「中国の臓器移植は95%が死刑囚が提供したもの」であると発言しています。

 死刑囚の臓器を摘出するというのはここ最近の出来事ではないらしく、文化大革命の時代からあったとされています。事実かどうかは不明ですが高級幹部の子弟が腎臓移植を必要としていた時期に、反革命分子として殺された人から腎臓が取られていたという話が中国ではあるそうです。

 在米ジャーナリストで「中国の嘘―恐るべきメディア・コントロールの実態」などの著書で知られる何清漣(ホー・チンリエン)氏、は中国には2つの「汚い商売」が存在すると述べています。一つは人身売買そして臓器売買です。「前者は古くから社会の主流から外れた人たちが関わる商売、後者は当初は刑務所と医療機関が絡んだ“経済活動”だった」としています。また「臓器の供給源は自由な意思を無理やり奪われた死刑囚である」とし「中国が国際的な医学倫理に反していることは確かだ」とも述べています。

 2009年、第7回アジア移植免疫フォーラム(ATIF)では黄潔夫が述べた中国国内の臓器移植状況について述べ、中国本土では毎年1万例を超える臓器移植が行われ、これまでに行われた臓器移植手術は合計で10万例を上回るといいます。

死刑囚移植のシステム
 法律時報 1996年8月号に掲載された少々古い論文も紹介します。この論文は徳山大学経済学部教授 粟屋 剛氏のもので「中国における死刑囚からの臓器移植」というタイトルです。一部を引用するとこのようになります。

引用:中国における死刑囚からの臓器移植

 死刑囚からの臓器移植のシステムに関して、最高人民法院、最高人民検察院、公安部、司法部、衛生部および民政部の連名で発せられた1984年10月9日付けの「関於利用死刑罪犯屍体或屍体器官的暫行規定」(訳=死刑囚の屍体あるいは屍体臓器の利用に関する暫定的規定)と題する内部文書が参考になる。同「暫行規定」は次のように述べている。

 「死刑執行命令が下達した後、直接利用できる屍体が出たら、人民法院はあらかじめ市あるいは地区の衛生局に通知しなければならない。衛生局はこれを利用単位(具体的には移植を実施する病院を指す-筆者注-)に伝え、同時に利用単位に屍体利用の証明書を発行し、副本を死刑執行の責任を負う人民法院と現場で監督する人民検察院に送らなければならない。」

 「死刑囚の屍体および屍体臓器の利用は、厳重に秘密を守り、影響に注意して、通常は、利用単位内部で行わなくてはならない。やむを得ない場合は、死刑を執行する人民法院の同意を得て、衛生部門の手術車で刑場へ行って臓器を摘出することが許される。しかし衛生部門のマークの入った車を使用してはならず、白衣を着用することも許されない。摘出手術が終わるまで刑場の警戒を解いてはならない。」

 「屍体は利用された後、利用単位が火葬場の協力を得て速やかに火葬に処す。埋葬またはその他の処置が必要であれば利用単位が責任を負う。もし遺族が灰、骨を必要としたら、人民法院の通知を経て、遺族が火葬場に赴いて受取る。」

 一応、このような規定がある。しかし、必ずしも規定通りにはなされていないようである。ここで、入手した諸資料(5)から得た情報を基にして死刑囚移植のシステムを簡単に記しておく。
 ①患者が病院を訪ね、諸検査を受ける。
 ②死刑囚の血液型、白血球型及び健康状態等がチェックされ、それらの記録が病院に送られる。
 ③人民法院等が死刑執行の場所及び日時等を病院に通知する。
 ④病院が移植の準備をする。
 ⑤死刑執行当日、病院医師が刑場で待機する。
 ⑥死刑が執行され、検死官が死亡を確認する。
 ⑦病院医師が臓器を摘出し、それが病院に運ばれ、移植される(あるいは、遺体が病院に運ばれ、そこで臓器が摘出され、移植される)。
 ⑧遺体が火葬され、遺族に遺骨の入った骨壷(正確には、遺灰の入った箱)が渡される。


 粟屋氏は少なくとも1996年の段階で「中国で死刑囚からの臓器移植が行われていることは間違いない」と主張しています。また、死刑囚の臓器移植についても「中国政府は当初その事実を否定していたものの、1993年に死刑囚からの臓器移植は「まれな事例」であり、しかも、「個人の同意を得ている」と主張を変えた」としています。

 ちなみに、2009年7月7日中国共産党「臓器狩り」の新事実とうシンポジウムを開いたカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏は外国人記者クラブで記者会見し、中国で多くの法輪功メンバーの臓器を生きたまま摘出する「臓器狩り」が行われていると述べています。

 以下はこの記事を作るのに参考にしたページと中国における臓器売買に関するリンク。
中国の闇社会 『消えた臓器』
殺害された女子大生、腎臓をとられた可能性も
4日間の「記憶消失」、そして「目が覚めたら腎臓がなくなっていた」―広東省東莞市
中国の臓器売買の実態、提供者の95%は死刑囚だった!―中国
患者と臓器提供者の比率は100対1、巨大な闇市場でブローカーによる臓器売買が横行―中国
提供臓器の多くが活用されず、情報共有の試行実施へ―中国
子供の死体から臓器摘出!?市民に広がる「組織犯罪」の噂―貴州省安順市
ロサンゼルス・タイムズ紙:死刑囚からの臓器摘出認めた中国、世界随一の死刑大国


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