尖閣諸島近海の地下資源、原油の埋蔵量はイラクに匹敵 - EUROPA(エウロパ)

尖閣諸島近海の地下資源、原油の埋蔵量はイラクに匹敵

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 以前から尖閣諸島近海に多量の原油が埋蔵されていると言われているのですが、実際その量はどのくらいなのでしょうか。調べてみると膨大な量の天然資源が埋蔵されていることが分かりました。

原油の埋蔵量は1000億バレル超?
 最近、東京都の石原都知事が「東京都が尖閣諸島を購入する」と発言し話題を集めています。地理的にも重要な位置にある尖閣諸島なのですが、尖閣諸島近海に膨大な量な天然資源が埋蔵されているということは一般的にあまり知られていません。では、いったいどのくらいの量が埋蔵されているのでしょうか。

 実際に尖閣諸島近海の天然資源について調査が行われたのは1960年代です。国連ECAFE(アジア極東経済委員会) の協力により1968年に東シナ海で海底調査が行われました。翌年の1969年に調査結果が発表されたんですが、内容は「尖閣列島周辺海域に1,000億バレルを超す原油埋蔵量がある」というものでした。

 1,000億バレルの埋蔵量とはどのくらいなのか。2009年10月の公表値によると世界の原油の埋蔵量はサウジアラビアが2,667億バレルで1位、続いてカナダの1,785.9億バレル、イラン1,385億バレル、イラク1,150億バレルと続き、クェートが1,040億バレルとなっています。つまり、1969年に発表された1000億バレル超(実際は1,095億バレルと報告された?)の量とは、はなんとイラクやウェートに匹敵する量になります。
参考:原油(埋蔵量) - Wikipedia ※2003年時点の数値

調査結果について
 現在の原油価格は1バレルで100ドルほどです。1,000億バレルと言うことは10兆ドル分。1ドル80円換算で800兆円。つまり800兆円を超える原油(と別に2,000億m3の天然ガスがあるとされる)が尖閣諸島近海に眠っているということしているのですが、そもそも国連の調査は正しいのでしょうか。

 尖閣諸島周辺海域の石油埋蔵量についてというシフトムのコラム記事には、実際はもっと少ないということが書かれています。

しかし、この埋蔵量推定(1,000億バレル)は1970年ころのものであり、その後の調査技術の進歩と詳細な調査の結果、1994年時点での日本政府の公表では、日中中間線より日本側海域での究極可採埋蔵量は32.6億バーレル(5.18億キロリットル)で、1970年時の30分の1である。

 
「やっぱり少ないのか」と思いきや、これは「日本の沖縄・東シナ海の石油、天然ガスの埋蔵量は最大5.18億キロリットル」というものであり、「尖閣諸島周辺の埋蔵量までは試算していません」(共同通信ニュース)とのことです。つまり、尖閣諸島近海について1968年以降調査はされておらず、埋蔵量についても日本政府が独自に調査確認はしていないようです。(未確認)。(シフトムのコラム記事には尖閣諸島近海とは別に、日中中間線の日本側の天然資源について2004年に最新の3次元地震探査を使い調査がおこなわれたもののその埋蔵量について日本政府は公表していないと書かれています。)

原油以外も…
 仮に原油を採掘するとなると当然プラットホームを設置し海底を掘り進むことになるのですが、技術的には可能なのでしょうか。出典は不明ですが、原油が取れる場所は水深が1000~2000mもあるところに存在しているらしく、そこから数千メートル掘った先に原油があると書いているウェブサイトもあります。これらについて、個人的には「技術的に難しいから採掘は諦めろ」という印象を受けたのですが、2010年メキシコ湾原油流出事故を起こしたBP社の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」はメキシコ湾沖合80km、水深1,522mの地点で5500メートルまで採掘パイプを伸ばしていました。

 もちろん、想定された石油や天然ガスという天然資源は全て採掘できるわけではありません。その前に尖閣諸島近海は豊か漁場として知られているので、水産資源を守るという点でも尖閣諸島をどこぞのならず者国家とその国民から守るというのは日本人として当然のことです。

参考:(暮らしと社会を良くする提言集)-27 尖閣近海-埋蔵資源と中国の動向
世界各国の石油埋蔵量などをグラフ化してみる:Garbagenews.com
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