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世界最大ダム、補修工事で10万人立ち退き―中国

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 2009年に完成した世界最大の三峡ダム。しかし完成後から地滑りや崖崩れが多発していることを受け当局は補修工事を行うことが決まったそうなんですが、工事が原因で10万人が立ち退きを余儀なくされるそうです。

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 湖北省宜昌市街の上流から重慶市街の下流に及ぶ660kmの貯水池がある三峡ダム。1993年に着工、2009年に完成した世界最大発電能力をもつ水力発電ダムになります。当局の関係者によると、三峡ダムでは毎年多くの地滑りと崖崩れが発生しているらしく、これら事象により長江を行き交う船舶の航路に大きな影響を与えるとし本格的な補修工事を行うことが決定されたとのことです。

 中国国土資源部によると、下流に位置する重慶市と協力し355カ所の地滑り・崖崩れの対処と、5286個の危険箇所の監視と予防策を講じるとしています。三峡ダムは建設時に110万人の立ち退きや強制移転が行われたんですが、今回の補修工事によりさらに10万人に対し立ち退きが言い渡されました。また、2020年までに230万人が退去を言い渡されるとされています。

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写真:重慶市万州区の新市街。建設時の立ち退きした20万人が暮らす。

地滑り・崖崩れが多発する理由
 一般的に地質が脆い場所にダムが作られると、ダム湖斜面や周辺地盤に水の浸透と水圧がかかり崖崩れが発生することがあるそうです。三峡ダムでは完成前の2008年末の時点で132カ所(2億立方メートル)で崖崩れが発生しており、更なる崖崩れを防止するため、水位を2.5メートル低い172.5メートルに設定した経緯があります。
 三峡ダムの満水時の貯水量は393億立方メートル。日本の琵琶湖の貯水量が275億立方メートルなのでいかに大量の水を貯水しているのか想像できます。

三峡ダム
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 三峡ダムは洪水抑制・電力供給・水運改善を主目的として建設された世界最大の水力発電ダムです。三峡ダムには70万kW発電機32台を設置し最大2,240万kWの発電能力があります。年間の発生電気量はなんと1000億kWh(東京電力の一般家庭向け販売電力量はおよそ860億kWh)。この電力を石油を燃やした火力で作るとすれば、1年間に石油1750万トン、CO2排出は5450万トンという数値になります。

参考:レコードチャイナ


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