中国、南シナ海を巡り開戦間近か - EUROPA(エウロパ)

中国、南シナ海を巡り開戦間近か

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 日本では殆ど報道されていませんが、南シナ海の領有権を巡りフィリピンと中国が一触即発の事態になっています。米華字メディアは「中国がフィリピンに最後通告を行った」と報道しています。

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引用:南シナ海問題で中国がフィリピンに最後通告、一触即発の事態に―米華字メディア

2012年5月8日、米華字メディアの多維新聞は南シナ海問題で中国がフィリピンに最後通告を突きつけたと伝えた。

 中国外交部の傅瑩(フー・ロン)副部長は7日、フィリピンのアレックス・チュア臨時代理大使と会見し、スカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権問題について「フィリピン側は重大な過ちを犯しているにもかかわらず、これを認識しないばかりか事態をさらに悪化させるような態度をとり続けている」と非難。同海域のフィリピン船舶を退去させるとともに、中国漁船の操業や中国の公的船舶の航行を干渉しないよう求めた。傅副部長は「事態は楽観できない。フィリピン側の事態拡大に対する各種準備はすでにできている」と発言していることから、「中国が最後通告を出した」と伝えるメディアもある。

 さらに中国共産党の機関紙・人民日報海外版は8日、「我々はフィリピンに対抗する十分な手段を持っている」と主張。「国家の核心的利益にかかわる問題の前では、我々は殴られたままでいるつもりはない。各種の軍事的挑発に対する十分な準備を行う必要がある」との強気の論説を展開している。人民日報はこうした「檄文(げきぶん)」を過去に2回掲載。1962年9月22日の掲載後に中印国境紛争が、1979年2月17日の掲載後に中越戦争がそれぞれ勃発しているため、今回もフィリピンとの武力衝突は必至との見方も出ている。(翻訳・編集/本郷)

 「フィリピンと中国は一体どうなっているんだ」という点について今回は紹介していこうと思います。

 まず、今現在どういう状態になっているのかという点なんですが、中国人民解放軍の機関紙・解放軍報は「フィリピンがこれ以上、悪あがきを続けるなら、その末路は悲惨なものになる。中国は黄岩島(スカボロー礁の中国名)の領有権を奪うなどという愚かな企みを決して許さない」とけん制しています。中国共産党機関紙・人民日報も「堪忍袋の緒が切れてしまえば、もはや耐え忍ぶ必要はない」と露骨に挑発を続けています。

 一方、フィリピン国内では史上最大規模の反中デモが計画されており、中国との軍事衝突に備え、武器購入を始める動きが国会で出ているとも報じられています。

 先月4月30日には香港を訪問した人民解放軍海軍第171編隊の李少紅指揮官が「黄岩島ですが、みなさんよくご存知のとおり中国固有の領土です。これは争いようのない事実です」と発言した上で、「では我が海軍、我が軍が具体的にどのような行動をとるかについてですが、先ほども申し上げ強調したとおり、我々の共産党中央、党中央軍事委員会によって決定されます。ひとたび決定が下れば、我が海軍は断固として行動いたします。党中央と中央軍事委員会から与えられた任務を果たせると、みなさんには信じていただきたいですし、私も自信があります。」と述べています。

 南シナ海に面するベトナムは、2011年に南シナ海をめぐる緊張が一気に高まった際に、先進国からの兵器輸入することを決め、最近ではロシアよりも欧米からの購入が増えているといいます。

 民間レベルではどうなっているのかと点については、先月4月11日中国の環球網が報じた内容によると、フィリピン政府による南シナ海のスカボロ礁(中国名・黄岩島)領有宣言以来、3日間で3万人以上の中国人がフィリピンから出国しているとしています。これは中国大使館からの「不確定要素が増加している」という知らせを受けたことが原因だとしています。
 また今月5月9日には中国が「フィリピン産果物に対する検査・検疫の強化に関する通知」を出し、事実上中国がフィリピンに対し制裁を開始しています。またフィリピンに向かうはずだったツアー団もキャンセル、フィリピン中部のリゾート地、ボラカイ島行きの直行便が5月13日から運休。上海からフィリピンに向かうすべてのツアー団が出発を見送り、新規の申し込みも中断されています。

参照元:レコードチャイナ


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