長征3号乙ロケットの破片、民家直撃―中国 - EUROPA(エウロパ)

長征3号乙ロケットの破片、民家直撃―中国

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 四川省で打ち上げられた長征3号乙。打ち上げ自体は成功したものの、打ち上げ時にの破片が地上に落下し、湖南省の民家や高圧線を直撃していたことが明らかになりました。

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落ちてきた破片
 2012年5月26日午後11時56分、四川省西昌市の西昌衛星発射センターから通信放送衛星・中星2Aを積載した運搬ロケット「長征3号乙」が打ち上げられました。しかし、打ち上げから10分も経たない午前0時03分、湖南省邵陽市綏寧県のある村では轟音と共に停電したといいます。なんと原因は長征3号乙の破片が落下し送電線に直撃。また付近の民家にも落下したらしく、大穴が空いたとのことです。

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写真:破片落下の被害

ロケットの破片落下は日常茶飯事

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 海外ではロケットの破片により被害がでたというケースは殆ど耳にしませんが、中国ではロケットの破片が落下するという事故が多発してます。例を挙げると、2012年3月31日には貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州鎮遠県で今回と同じ長征3号乙の破片が激しい音と共に落下。2つは山の斜面に突き刺さり、もう2つは水田に落ちたといいます。直後に破片から刺激臭のある黄色い霧が噴出。霧の正体は赤煙硝酸で、ロケットの酸化剤として使われる硝酸に、四酸化二窒素、フッ化水素などを加えた物質でした。これらは毒性が強く、ガスを浴びると皮膚、眼、粘膜が侵される為、取り扱いには防護服が必要です。


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