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中国の下水油、政府の定める安全基準をクリアしていた

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 下水から汲み取った廃油を食用の油にしてしまう“錬金術”はみなさんご存知だと思います。しかし、精製レベルが向上しているらしく、なんと政府が定める安全基準をクリアしている下水油があるとのことです。

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 中国で地溝油(日本語の下水油にあたる)が今から2年ほど前に明るみになり、中国では社会問題として扱われ始めました。下水油とはその名の通り、食堂などからでた排水に含まれる油を取り出し、精製し再び食用油として使われたものです。

 実際の所、下水油の精製過程は千差万別で精製後の成分もどれも同じではないといいます。一般的には下水からすくった廃油や残飯を水できれいに洗い、蒸留、脱色などの加工を施すということがされ、中には本物の食用油と混ぜたりすることで本物と見分けがつかない程にまで偽装される場合あるそうです。

精製レベルの向上
 2011年に公安部が摘発・押収した「地溝油」から採取したサンプル10点のうち、食用油として基準に満たなかったのはわずか2点。同年末に重慶で摘発された事件でも、警察の調べでは「地溝油」であることは間違いないものの、中国政府が定める食用油の検査基準ではほぼすべてが「合格」だったとされています。
 この検査はどのようなものなのか。 中国政府が定める「食用植物油の衛生基準を調べる分析方法」(GB/T5009.37-2003)というものがあるそうなんですが、検査基準は官能検査、水分含有量、酸価、過酸化物価、カルボニル価、ヨウ素価などが行われているといいます。

 江蘇省泰州市疾病予防コントロールセンターの劉波(リウ・ボー)氏によると、「地溝油はアルカリ処理や脱水、脱色、脱臭などの処置を施せば、こうした基準はクリアしてしまう」と述べています。国家食品安全リスク評価センターの王竹天(ワン・ジューティエン)氏も「今の地溝油は精製レベルが非常に高い。もはや我々の想像を超えている」と頭を抱えているそうです。

 つまり、中国政府の定める安全基準はクリアしているものの、発がん物質が含まれているのは事実のようで、要は検査基準が甘いとうことのようです。中国で生産される下水油は年間200~300万トン。中国国内で消費される動物性および植物性油脂から10分の1が下水油であるといわれています。

下水油と中国人
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 下水油について中国人自身はどのように思っているのか、象徴する出来事を紹介します。2011年12月15日、貴州省遵義市仁懐市の第4中学校で、学生が学校食堂を打ち壊しする騒ぎがありました。どうしてこのような騒ぎがあったのかというと、食堂が「下水油」を使用しているとの噂が広がったことが原因でした。

 発端となったのは前日の14日、第4中学校の生徒が食堂に「下水油」が入った容器を見たといいます。この噂が学校中を駆け巡り、15日夜になると学生300人が食堂に集結。うち一部生徒が窓や机を壊すなど暴れたといいます。

 その後、地元当局により事件の対応が行われ、学校校長及び学生食堂を運営する外注業者に対し、一時職務停止の処分が言い渡されました。食堂で実際に下水油が使われていたのかどうかは不明です。

参照元:レコードチャイナ


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