人間が死んでも17日間生き続ける細胞がある - EUROPA(エウロパ)

人間が死んでも17日間生き続ける細胞がある

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 フランス、パリのパスツール研究所の研究者らは17日前に死亡した人から生きた細胞の取り出しに成功したと発表しました。

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 死亡した人の体から取り出された生きた骨格筋幹細胞。実際にヒトが死んでからも最大で17日間生き続け、それを取り出すことに成功したと、フランス、パリのパスツール研究所の研究者らが発表しました。

 これまでの研究では、死後2日たった人間の死体から生きた幹細胞を分離させることは成功していたものの、パスツール研究所のファブリス・クレティアンらは、死後17日たったのヒトの死体と、死後14日たったマウスの死体から、それぞれ骨格筋幹細胞を分離させることに成功したといいます。

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写真:骨格筋幹細胞(緑色)

 骨格筋幹細胞は生き続けることができたのか。これらの幹細胞が死後いったん休眠状態になっているそうで、これをまた生き返らせ、自己複製するためには、低濃度の酸素が必要なことも今回分かったとのことです。また、取り出した幹細胞は、筋肉を損傷したマウスの筋繊維の再生に役立つ可能性があることも、死後4日のマウスから取り出した幹細胞を使っての実験で分かったとのことです。

 本体は死んでいても、細胞は生き続けることができるという、死という境界線についても考えさせられます。今回の発見でこれら"休眠"細胞を利用することで、自己修復メカニズムを探る生物学的研究に大いに役立ことが期待できるとしています。

参照元:カラパイア


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