沈没船から30億円相当の銀塊を回収 - EUROPA(エウロパ)

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沈没船から30億円相当の銀塊を回収

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 米海底探査会社オデッセイ・マリン・エクスプロレーション社は、第二次世界大戦中に沈められた英商船ゲアソッパから30億円相当の銀塊を回収したと発表しました。

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回収された30億円の銀塊
 米海底探査会社オデッセイ・マリン・エクスプロレーションは第二次世界大戦中にドイツの潜水艦「Uボート」に攻撃され沈没した英国の商船「ゲアソッパ」から、積荷の銀塊43トンを回収したと発表しました。現在の市場価格に基づいた試算では、3800万ドル(約30億円)の価値があるとのことです。

 回収された銀塊は1203個で、現在は英国内に保管されいます。オデッセイ社が英政府と交わした契約では、銀塊は競争入札され、売り上げは引き揚げ費用に充当した後、残額の8割をオデッセイ社が受け取る事ができるとのことです。

英商船「ゲアソッパ」
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写真:ゲアソッパ(同型艦)

 ゲアソッパは1919年に建造された貨物船で、その後英海軍商船になりました。銀塊200トンの他、銑鉄、茶葉などを積んでインド・カルカッタから英ロンドンに向かっていた1941年2月16日、嵐に巻き込まれ減速。その後、燃料が足らないことがわかり船団から離脱し単独でアイルランド・ゴールウェー港に向かいました。しかし、この後ドイツの潜水艦U-101(VIIB型潜水艦)に捕捉されます。

 U-101は5時間30分ほど追跡を行い、ゲアソッパに対し23時28分と32分に2発の魚雷攻撃を開始。しかし命中せず、3発目の魚雷攻撃でゲアソッパのブリッジ後部の右舷側に命中。ゲアソッパは火災を引き起こし20分で船は沈没したと記録が残っています。
 ゲアソッパには86名が乗船していたものの、救命ボート5つあるうちの3つしかおろこすことが出来ず、搭乗できたのは30名程度でした。救命ボートは冬の大西洋を2週間漂流し、生きて海岸にたどり着いたのは1名だけでした。

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写真:VIIB型U-101 G7e型魚雷でゲアソッパを撃沈する

発見されたゲアソッパ
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画像:ゲアソッパの発見位置

 魚雷攻撃で撃沈されてから60年以上が経った2011年9月、米海底探査会社、オデッセイ・マリン・エクスプロレーションの遠隔操作仕様の潜水艇により、アイルランド沿岸から約480キロ離れた深さ4700メートルの海底でゲアソッパを発見。そして今回、積まれていた銀塊が見つかり回収に至りました。

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ゲアソッパの船首楼

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後部に残っている魚雷攻撃跡

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ソナーで映しだされたゲアソッパ

 オデッセイ・マリン・エクスプロレーション社はこの他にも沈没船から貴金属の発見に成功しています。最近では03年、米南部ジョージア州沖で1865年に沈没したリパブリック号から金貨など5万枚、2007年5月にはイギリスの沈没船と思われる船から銀貨50万枚以上(600億円の価値)などを発見、回収しています。

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写真:イギリスの沈没船から回収した銀貨を調べる(オデッセイ社)

参照:AFPBB News


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