新型火星探査車、明日着陸 - EUROPA(エウロパ)

新型火星探査車、明日着陸

6219.jpg

 8月6日午前1時31分(日本時間6日午後2時31分)に火星着陸を予定している新型の火星探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリ。いったいどのような探査車なのか今一度振り返ってみよと思います。

追記
6229.jpg

新型探査車の現在位置(CG)はこちらから確認できます。
(着陸まで擬似再現されています)
Curiosity Rover Landing on Mars(Click Hereから)

NASAのライブ中継はこちらから
http://marsprogram.jpl.nasa.gov/msl/multimedia/nasatv/


スポンサーリンク
 地球から5億7000万キロという距離を移動し明日火星着陸が予定されているのはNASA(アメリカ航空宇宙局)が開発した大型の火星探査車です。車両はマーズ・サイエンス・ラボラトリー、愛称はキュリオシティ(好奇心)と名付けられています。

6212.jpg
写真:火星探査車(右がキュリオシティ)

 探査車の重量は899kg。現在も活動中のマーズ・エクスプロレーション・ローバと同様に6輪の車輪を持ち、計80kgの各種科学機器で火星探査を行います。これまでの火星探査車は太陽電池パネルで得られる電力から車体を動かしていましたが、火星の砂が積り電力確保が困難なことから今回は原子力電池を用いられています。

6213.jpg

着陸までに使用される装置


 キュリオシティは今まで作られた探査車で最も大きく、最も高価と言われています。そのため着陸までに使用するモノも非常に大型となっています。

耐熱シールド
3551.jpg
直径約4.5メートルの耐熱シールドは今まで作られた惑星ミッションでは最大。

パラシュート
4496.jpg
マッハ2で開く減速用パラシュート。長さ50m、傘の直径は16mと世界最大のパラシュートが使われます。

スカイクレーン
4497.jpg
火星への軟着陸はスカイクレーンにより行われます。この様なシステムは使われるのはNASAでは初めてです。

着陸から火星での活動をまとめた動画はこちら
Mars Science Laboratory (Curiosity Rover) Mission Animation


着陸地点


 今回キュリオシティが着陸する地点は火星のゲール・クレーターです。この着陸地点についてはマーズ・リコネサンス・オービター (MRO)の超高解像度の映像を使い、150人にものぼる火星研究者とNASAによる5年にわたる検討の結果選ばれました。

 ゲール・クレーターは、火星の中では比較的高度が低い領域で、かつて水が蓄えられていたと考えられています。その為、火星に水があったとされる時代には湖になっていた可能性が高く、水に関連した痕跡、あるいは場合によっては生命につながる発見などがあるのではないかと期待されています。

6214.jpg
画像:歴代火星探査車(機)の着陸地点

6215.jpg
画像:ゲール・クレーター(標高により色分けされた画像で、丸枠はキュリオシティの着陸予定エリア)

6216.jpg
画像:キュリオシティの移動予定経路

キュリオシティの使命

 キュリオシティに課せられた使命は、現存する生命を探すというよりも、かつて火星に生命が存在した痕跡を探ることです。具体的には…

  1. 過去及び現在における火星生命生息の証拠を探す
  2. 液体の水の役割を含む、生命生息との強い関係がある火星環境の適正条件(habitability)の過程
  3. 火星の地質学的特性の確定
  4. 未来の有人探査の準備として広範囲の地表の放射線環境を調査する

 火星から送ってくる火星の居住環境や放射線レベルについての情報は、NASAが今後の火星探査計画に使用されます。

以下はキュリオシティの画像
1798.jpg
3553.jpg
3552.jpg
3554.jpg
4498.jpg
6218.jpg

参照元:マーズ・サイエンス・ラボラトリー特設サイト―NASAWikipedia、他


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Copyright © EUROPA(エウロパ) All Rights Reserved.