人工衛星の打ち上げに失敗したプロトンロケットとは - EUROPA(エウロパ)

人工衛星の打ち上げに失敗したプロトンロケットとは

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 先日、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたプロトンMロケットの打ち上げに失敗したと発表しました。現在衛星は、予定高度よりも3万キロメートル低い高度6,000キロを周回しているそうです。今回は、打ち上げに失敗したロシア製のプロトンMロケットについて簡単に調べてみました。

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 ロシア宇宙庁によると、モスクワ時間6日深夜(日本時間7日未明)にカザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたプロトンMロケットに不具合が発生し、予定されていた静止軌道(高度約3万6000キロ)への投入に失敗したと発表しました。現在、搭載されていた衛星は高度約6000キロの比較的低い軌道(高度6000キロ)を周回しており、1~2カ月間で大気圏に突入する可能性があるとしています。また、搭載されていた衛星が国際宇宙ステーション(ISS)に危険を及ぼす可能性もあるとのことです。

搭載されていた衛星
 打ち上げに失敗したプロトンMに搭載されていたのはロシアの「エクスプレスMD2」とインドネシアの「テレコム3」という通信衛星2機です。エクスプレスMD2は、様々な方向に出される情報を24時間切れ目なく中継するため使用される放送システムの一部として使用される予定でした。またテレコム3についてもインドネシア及びインドシナ半島部のテレビ放送や通信を保障する役目を担っていました。

不具合が発生したプロトンMロケット
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 プロトンロケットは大型で非常に重い水爆を打ち上げる大陸間弾道ミサイルとして設計されたUR-500ロケットが元になっています。しかし、UR-500は実戦配備されず、その後、“ソユーズL1計画”というソ連の有人月接近飛行計画で無人のテスト機である“ゾンド”の打上げに使用されています。その後、L1計画が中止されてからはロケット本体の改良を行い宇宙ステーション『ミール』や国際宇宙ステーションの打ち上げ、各種探査機、通信衛星の打ち上げに使用されています。

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写真:UR-500

 その中でも“プロトンM”はプロトンシリーズの中でも最新のバージョンになります。このロケットでは静止軌道に3.2トン、国際宇宙ステーションへの軌道には最大22トンの質量を投入できます。今回不具合が発生したのはこのMモデルでブースター・ブロックの『ブリスM』が正常に動作しなかったと発表しています。

プロトンMの移動~打ち上げ準備まで
Proton M Rocket(ロケットの移動)


打ち上げ
Start ILV Proton-M spacecraft to Intelsat-22 - Пуск РКН Протон-М


以下はプロトンMのギャラリー
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参照元:読売新聞НовостиWikipedia


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