炎上した月面着陸機「モーフィアス」とは - EUROPA(エウロパ)

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炎上した月面着陸機「モーフィアス」とは

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 8月9日、フロリダ州のケネディ宇宙センターで実験中の無人の月面着陸機「モーフィアス」がバランスを崩し地面に激突、大破炎上し実験機が失われました。今回は壊れてしまったモーフィアスは一体どのような機体だったのか簡単に調べてみました。

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無人の月面着陸機 モーフィアス
 モーフィアスはアメリカ航空宇宙局が開発を進めている無人の月面着陸機です。具体的には月面に物資を運ぶためにの機体で、民間企業と共同で開発を行なっています。機体の重量は1043キログラム。胴回りは約3メートル。特徴は燃料で、水素やヒドラジンに比べて扱いやすいメタンと燃料液体酸素を燃焼させ推力を得ています。

プロジェクトの発端は
 2010年7月にモルフェウスプロジェクトが開始されました。元々はNASAが提案した『プロジェクトM』(月面に人形ロボットを送り込む計画)で使用する月面着陸船が元になっています。その後、エンジンから着陸装置、コンピューターに至るまで改良され現在のモーフィアス(試作機)が完成します。ここに至るまで2年半の時間がかかり、700万ドルがつぎ込まれたとされています。

Project M Concept Animation


炎上したモーフィアス
 危険回避センサーなどを搭載し、月周回軌道から着陸まで完全自立で行われるモーフィアス。しかし、今月9日ケネディ宇宙センターで行われていた自由飛行テストでエンジン点火直後バランスを崩し墜落、爆発炎上しました。モーフィアスはこれまでクレーンに吊るされた状態での実験は数回行われていたものの、何もない状態での自由飛行テストは今回が初めてでした。プロジェクト責任者のジョン・オランセン氏によるとナビゲーションコントロールシステムに原因があったようだとの見方を示しています。
 NASAは実験の失敗について「複雑な宇宙飛行機器の開発過程には付き物」だと述べ、これを教訓として今後の設計に当たると強調。現在、ヒューストンのジョンソンン宇宙センターではもう1台の試作機が建設が進んでおり、2~3カ月以内に完成する見通しだといいます。

NASA Morpheus Lander fiery crash and failure at Cape Canaveral

爆発は1分56秒と6分23秒の2回。消火が行われたのは墜落後、約8分後(動画では8分54秒)でした。

調べたところ、2011年4月27日に行われた2回目の飛行テストでは、今回の事故同様にエンジン点火後に大きく傾いています。
Morpheus Tethered Test Comparison


ちなみにこちらはプロジェクトM時代のモーフィアスです。
Project M Lander Free Flight



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