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滝に閉じ込められ…数万年かけ進化したハゼの仲間

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 西表島と奄美諸島だけにしかいないとても貴重な「キバラヨシノボリ」なんですが、九州大の研究によると、実に8万年という歳月をかけ独自に進化した種であることが明らかになりました。

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滝に閉じ込められたハゼ
 沖縄県の西表島と鹿児島県の奄美諸島に生息するハゼ科の淡水魚で絶滅危惧種の「キバラヨシノボリ」。体長5~6センチで、抱卵したメスの腹が黄色くなるのが特徴だといいます。実はこのハゼ、川にできた滝により上流に閉じ込められ独自の進化を遂げた種であることが九州大の鹿野雄一特任助教(生態学)らの研究により明らかになりました。

 近縁種というクロヨシノボリは体長が7~8cmと若干大きく、北海道以外の全国分布しています。遺伝子の特徴が似ているという両種なんですが、あるものが原因で遺伝子の違いが大きくなることがわかりました。それは滝の大きさです。
 閉じ込めた滝の大きさが大きくなるにつれ、キバラヨシノボリとクロヨシノボリの遺伝子の違いが大きくなり、沖縄最大とされる59メートルのピナイサーラの滝に生息するキバラヨシノボリは、実に8万年かけ進化したとみられているそうです。

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ピナイサーラの滝

 西表島と奄美諸島は位置的にはかなり離れているものの、同じ進化をとげたキバラヨシノボリがいるというのは不思議ですね。もちろん淡水魚のなので行き来できないこと考えると、2つの島の似た環境が同一の進化をもたらしたということなのでしょうか。
 鹿野雄一特任助教らの論文は米オンライン科学誌「エコロジー・アンド・エボリューション」に掲載されているとのことです。


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