太陽、自然界の中で最も丸い形をしていた - EUROPA(エウロパ)

太陽、自然界の中で最も丸い形をしていた

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 今年は太陽に関する出来事が沢山ありました。そんなことでいつも以上に太陽を見上げた人も多いと思いますが、実は自然界に存在する物体の中で、最も丸い形をしているのは太陽だということが明らかになったそうです。

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予測以上に太陽が丸かった
 2010年2月に打ち上げられた太陽観測衛星、SDO(ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー)の観測機器により明らかになったのは太陽の本当の形です。アメリカ、ハワイ大学の物理学者ジェフリー・クーン(Jeffrey Kuhn)氏は太陽の形状変化の理由を探ろうとSDOを使用し研究を行うことにしまいた。

 これまで太陽の形状変化は重力・自転・磁気・および表面下のプラズマ乱流が候補に挙がっていました。重力と自転については、年や月、日の単位で影響する可能性が以前の研究で否定されており、磁気を対象とする研究も行われたものの、納得できる結論はでなかったといいます。そこで、SDOの高解像度カメラを使用し実に2年半の歳月をかけ太陽の画像を5万枚撮影しました。そこで明らかになったのは太陽の本当の姿でした。

ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー
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 2010年2月11日、ケープカナベラル空軍基地からアトラスV 401型により打ち上げらたソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)。SDOの目的は、太陽大気を高い空間分解能・時間分解能で多波長観測し、地球と地球周辺の空間に対する太陽の影響を調査すること。5年以上にわたる太陽の継続観測を予定しています。


 SDOのデータを解析して分かったのは、仮に太陽の直径が1メートルのボールだとすると、最も膨らんでいるところと凹んでいるところの差は17マイクロメートル(1マイクロメートル=0.001ミリメートル)程度しかないということです。このことから、太陽は自然界の中で最も丸い球体であることが分かりました。

 別の研究で思わぬ成果が出てしまったんですが、本来の太陽形状の変化の理由については予測以上に太陽が丸かったことを考慮すると、原因は乱流に絞られてくるとのことです。クーン氏は「太陽の表面下は、まるで沸騰水のようにプラズマ乱流が暴れている。形状変化はこれが原因だろう。ただし、外層で起きるこの乱流の動きは、正確には把握できていない」と解説しています。

以下はSDOが撮影した太陽の写真
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その他の画像はNASAのSDO専門サイトから閲覧できます。

参照元:ナショナル・ジオグラフィック


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