月面のアメリカ国旗、既に真っ白? - EUROPA(エウロパ)

月面のアメリカ国旗、既に真っ白?

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 アメリカが行ったアポロ計画では、1969年から1972年の間に6回の有人月面着陸が行われました。現在も月面には宇宙飛行士が立てた旗が残っているんですが、退色し真っ白になっている可能性が高いとのことです。

 アポロ計画についてはこのブログでも何度か登場していますが、今回は月面に立てられた星条旗についてです。6回の月面着陸でいずれも星条旗が月面に立てられたんですが、専門家によるとこれらの星条旗は完全に真っ白になってしまっているという見方をしているとのことです。

 月の専門家ポール・スプーディス氏は理由について「40余年、星条旗は月の厳しい環境下にありました。焼けるような日光に照らされた100℃の世界に14日間さらされたかと思えば、今度はマイナス150℃の世界に14日間さらされるというサイクルを繰り返してきました」「しかし、それよりも大きなダメージを与えた要因は太陽からダイレクトに注がれる強烈な紫外線です。地上でも、日光に長年さらされた布はだんだん色あせていき、やがては取り替える必要性があります。アメリカによる月面着陸の象徴も、空中で吸収されずに月面まで届く太陽の紫外線によって退色したと思わます。いくつかの旗は、この過酷な環境下で物理的にも朽ち始めているかもしれませんね。」と述べています。

 飛行士らが立てた旗を製造した「アニン」の経営者デニス・ラカルーバは「月面にまだ旗が立っているなんて信じられない。」としたうえで、「旗はだんだんと灰と化していくものだよ。」と冷静に受け止めているそうです。

 実際のところ現在月面に立っている旗は5本といわれています。月面に立てられた6本のうち1本は倒れているとされ、これは初めて月面に降り立ったアポロ11号の乗組員アームストロング船長とオルドリン飛行士が立てたものになります。倒れた理由については「月面から飛び立つ際の噴射により旗が飛んでいってしまった」とオルドリン飛行士が述べています。
 旗が倒れてしまっているのは残念なんですが、もし砂の中にでも埋まっていれば色が残っているかもしれませんね。

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写真:星条旗と着陸船の位置(アポロ11号)
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