肥満と抗生物質の関係性 - EUROPA(エウロパ)

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肥満と抗生物質の関係性

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 イギリスで行われたのは肥満と抗生物質の関係の調査です。生後間もない時期に抗生物質を投与されると、肥満になる可能性が高いことが明らかになったとのことです。

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 米ニューヨーク大学医学部の研究チームはイギリスのエイボンという地域で1991~92年に生まれた子ども1万1532人を対象に健康状態と成長を長期間にわたって調査を行いました。結果は生後5か月までの間に抗生物質を投与された子どもは、そうでない子どもと比べて、身長に対する体重の割合が大きくなることが分かったといいます。

抗生物質が肥満にする?
 研究で分かったのは抗生物質投与がどのように影響してくるかです。生後10ヶ月から1歳8ヶ月までの間に抗生物質を投与された2つのグループの子供はグループ間に差は大きくなかったものの、3歳2か月の時点になると抗生物質を投与された子どもが過体重になる可能性はそうでない子どもたちよりも22%高かったとのことです。

 また、生後6か月から1歳2か月に抗生物質を投与された子どもが、その後の人生で特に体重が大幅に増えるということはな無く、生後1歳3か月から1歳11か月の間に抗生物質を投与された子どもは、7歳ごろまでの肥満度を表す体格指数(BMI)がやや高めではあったものの、過体重や肥満になるほどの大幅な体重増加はなかったとしています。

抗生物質と善玉菌が関係している可能性
 なぜ抗生物質が肥満と関係していくのかという点なんですが、論文の共同執筆者、レオナルド・トラサンデ氏よると「カロリーの吸収には、腸内細菌が非常に重要な役割を果たしているとみられる。しかし、早い時期に抗生物質を投与されると、栄養素を体に取り込む善玉菌まで殺しているのかもしれない」としています。私のような一般人からすと「栄養を取り込む善玉菌が殺されるということは、逆に痩せるってことじゃないの?」と思ってしまいがちですが、どうやらもっと複雑なことが起こっているそうです。

 また、 共同執筆者のジャン・ブルーステイン氏は「畜産農家は何年も前から、肉牛の体重を増やすには抗生物質が有効だと知っていた」と説明し、「今回の綿密な研究は、特に子どもにおいて抗生物質が人間の体重増加に影響を与えることを示唆するものとなった」 と結論づけています。


 いずれにしても抗生物質が肥満に影響を与えていることは間違いなさそうなんですが、抗生物質が必要な場面で「肥満になるから」という理由で使用しないという選択は、肥満に比べてどの程度影響があるのかというのも考えなくてはなりませんね。


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