ミシシッピ川、海水流入 - EUROPA(エウロパ)

ミシシッピ川、海水流入

6422.jpg

 過去50年で最悪の干ばつに見まわれているアメリカ。あまりにも雨が降らず国内最長の川に海水が逆流してきているとのことです。

 記録的な暑さと少雨が続くアメリカではミシシッピ川に流れこむ水が少なくなり、海から数百キロメートル内陸まで海水が流入していることが明らかになりました。
 例年、この時期は海水の流入が起こりやすいというミシシッピ川。全長3,779kmの川は海から563kmは海抜よりも低いところを流れています。そのため、海水を押し戻す川の水が少なくなると、密度の高い海水は川底をそうように川に侵入してくるとのことです。現在、ミシシッピ川の水位は場所によっては3メートルほど低い状態で、海水は海に近い最後の枝分かれポイントから145km内陸にまで達しているとのことです。

6423.jpg
写真:ニューオーリンズ市とミシシッピ川

水道水供給にも影響
 ミシシッピ川から水道水に使用する淡水を取り入れているニューオーリンズ市は、取水口まで枝分かれポイントから153kmの位置にあります。残り数キロで貯水口に海水が達し、取水口の位置まで海水を含んだ水が上がると、ニューオーリンズの水はアメリカ環境保護庁の定めた水質基準を満たさなくなるおそれが出てくると予想されているとのことです。

 ニューオーリンズ市の南、ミシシッピ・デルタにあるプラークミンズ郡の長官ビリー・ナンゲッサー氏は、同地域における複数箇所の取水の塩分濃度が上昇していることを受けて、8月7日に非常事態宣言を発令。プラークミンズ郡では現在、上流の土地から真水を配管や船で輸送を行なっています。取水への海水の流入がおさまるまで、住民には節水を要請しているとのことです。

参照元:ナショナル・ジオグラフィック
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Copyright © EUROPA(エウロパ) All Rights Reserved.