韓国哨戒艦撃沈事件、自国が設置した機雷が原因か - EUROPA(エウロパ)

韓国哨戒艦撃沈事件、自国が設置した機雷が原因か

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 2010年3月、哨戒艦「天安」が轟沈した事件について、韓国地震研究所所長は地震波から魚雷ではなく自国が設置した機雷である可能性が高いと複数の韓国メディアが報じていることです。

引用:哨戒艦沈没、韓国軍が放置した「機雷」爆発か=韓国紙

 キム氏はラジオ番組に出演し、国際学術誌「国際純粋・応用地球物理学」にイスラエル地球物理研究所(GII)の博士と共同で行った事故調査の研究論文を発表したと明かした。キム氏によると、事故当時の地震波と空中音波、水中音波を分析した結果、爆発によって生じた地震規模は、火薬成分のトリニトルエン(TNT)136キログラムの爆発力に相当すると指摘した。これは、1970年代に韓国海軍が黄海上に配置し、そのまま放置した陸上操縦機雷の爆発力と一致するという。

 キム氏は爆発によって生じるバブル周期についても注目。魚雷の爆発ではバブル周期が1.1秒以上だが、天安艦の爆発で観測されたデータからは0.99秒が推測されたとし、0.99秒はTNT136キログラムの爆薬が水深8メートルで爆発した時に観測されるデータと同じだったと述べた。

 しかし同内容は、TNT250キログラムの北朝鮮製魚雷(CHT-02D)が水深6-9メートルで爆発し、地震規模1.5が発生したとする韓国軍と民間による合同調査団の発表とは大きくかけ離れる。

 キム氏は、「合同調査団の結論は、水中爆発の基礎分野とバブル動力学を十分に反映していない」とし、再調査が妥当だとの考えを示した。一方、国防省の関係者は、「北朝鮮製魚雷によって天安艦が攻撃された」という結果は、各国の専門家が数ヶ月かけて検証し導き出したものだとし、機雷による爆発の可能性を否定した。(編集担当:新川悠)

天安沈没事件
 天安沈没事件とは2010年3月26日午後9時45分頃、朝鮮半島西方黄海上の北方限界線 (NLL) 付近で、船体後方が爆発し、船体が2つに切断され沈没、乗組員104名のうち46名が行方不明になった事件です。
 その後、軍と民間の合同調査団(韓・英・米・豪・スウェーデン)により、天安は北朝鮮による魚雷の攻撃を受けて沈没したと断定する調査結果を発表。韓国の李大統領は2010年5月24日に大韓民国海軍所属の哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷によって沈没した事件を「大韓民国を攻撃した北朝鮮の軍事挑発」とした上で、「北朝鮮は自らの行為に相応した対価を支払うことになる」などとする「対国民談話」を発表しました。

北朝鮮製の魚雷
 この沈没事件、北朝鮮が関与していると証拠にしているのは魚雷です。調査団は哨戒艦を撃沈した魚雷は北朝鮮のヨノ級(130トン)小型潜水艇から重さ1.7トンの重魚雷(CHT-02D)だったと断定しました。
 この発表についてパク・ソノン米国ブルッキングス研究所招聘研究員は「それほど小さな潜水艇に重魚雷の装着が可能というのは非現実的だ」、他国の専門家も「わが軍が保有する同級の潜水艦にも重魚雷を装着するのは容易ではない」としています。

証拠の魚雷は本物か
 では証拠となった魚雷はどのようなものだったのか紹介します。
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 こちらが事件から約2ヶ月後に発見された魚雷になります。そもそもにおいて、わずか2ヶ月でここまで腐食するとは考えられません。また、スクリュー部分には海生生物の生きていた痕跡が残っており、少なくとも数年は放置されたものだということを証拠の魚雷が自ら語っています。
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