オークションで有利になる「赤色の効果」 - EUROPA(エウロパ)

オークションで有利になる「赤色の効果」

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 古いものから新しいものまで手に入るネットオークション。このネットオークションについて『色』を用いることで入札者の意識、ここでは入札額が左右されることが研究により明らかになりました。

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 ネットオークションでは出品者が現物の写真、及び状態を掲載しなければなりません。入札者は写真や文章を見て入札するか否か、つまり購入するかどうか判断することになるんですが、ここ掲載される写真やページの色で入札額が左右されるという興味深い研究結果が発表されました。

 ヴァージニア大学のラジェシュ・バグチ氏らの研究チームは3つの実験を行いました。
 最初の実験は、出品者と商品内容は全く同じ物を出品しました。ただし、商品を説明する画像は異なり、商品の背景に一方は『赤色』、もう一方は『青色』のものを掲載しました。結果、赤色の背景を見せられた入札者のほうが入札価格の上昇幅が大きく、よりアグレッシヴな傾向を示したとのことです。

 次の研究ではインターネットで集めた参加者に、フロリダ州サウスビーチへの休暇旅行パッケージを探すという設定の実験に参加してもらいました。価格についてインターネットで検索すると、4日間790ドルのパッケージがみつかるそうなんですが、今回は被験者が希望価格を提示することもでき、その提示額を受け入れるか拒否するかは売り手という内容です。この条件下では、赤色の背景を見せられた被験者のほうが低い提示額を示しました。

 最後にネットオークションサイトで任天堂Wiiを購入する実験が行われました。この時、商品の画像・文章などは全く同じでページの上部に赤、青、グレー、白のいずれかのバナーが表示されるように設定しました。
 一部被験者は落札終了時間に本人が入札できない状態におかれていたんですが、このとき自分の出せる最高入札額を提示するか、あるいは149.99ドルの即決価格で「今すぐ購入」しなければならないという条件が与えられました。すると、赤色のバナーを見せられた被験者は高い入札額を提示する傾向を示したとのことです。
 これ以外の被験者は「今すぐ購入」を選ぶか、あるいは希望の入札額をひとつだけ提示し、判断を買い手にゆだねるかの2通りの選択肢を与えました。すると、赤色を見せられた被験者は、先ほどとは反対に支払い意欲を低下させ、入札額は低くなったとのことです。


 このように、色は購入する側の意識を変化させるという実験結果でました。もちろん、どれも赤色にすれば良いというわけではありません。簡単にまとめると、多数の入札が考えられそうな出品物は背景を赤色に、一方出品者と交渉できるような場合には赤色以外にしたほうが高い値段が提示される傾向があるようです。また、こういった色を適切に使用することも入札に影響してきそうですね。

参照元:WIRED.jp


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