普通のバイオリンをストラディバリウスに近づける胞子? - EUROPA(エウロパ)

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普通のバイオリンをストラディバリウスに近づける胞子?

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 バイオリンの名器と言えばストラディバリウスはあまりにも有名ですよね。スイスでは、現在バイオリン製作に使用されている木材を改質し、ストラディバリウスに近づけるという研究が行われているそうです。

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 スイス国立材料工学研究所のフランシス・シュワルツェ教授は、バイオリンに使用される木材の研究を行っています。ストラディバリウスに使用されている木材は、1645年から1715年のマウンダー極小期の時代に育った木を使用しているらしく、シュワルツェ教授の研究により、この木材は夏と冬の温度の差が小さいことで育ち方が均質で粗密が少なく、弾性にも富むという理想的な素材だといいます。

補足:マウンダー極小期
 マウンダー極小期とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称。この時期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。北半球平均気温は極小期の前後と比べて0.1 - 0.2度低下したのではないかとされている

 そこで、シュワルツェ教授は一般的な木材を特殊な胞子で処理することでストラディバリウスに使用される木材を再現する方法を開発しました。具体的にはエチレンを通した特殊な胞子で9ヶ月間処理することで、木材の細胞壁を劣化させるというものです。この劣化処理でストラディバリウスに使われている木材とほぼ同じ性質を再現することに成功したとしています。
 実際に2人のプロにより視聴テストも行われたそうなんですが、この木材から作られたバイオリンと1711年製のストラディバリウスの音質の差は判別することができなかったとされています。

 シュワルツェ教授は胞子による木材改質を一定にする研究を進めるとしており、今後30台のバイオリンを試作するとしています。

ストラディバリウスの音質
 2011年にフランス、パリ大学の研究者らは米インディアナ州で開かれた国際コンテストに集まった21人のバイオリニストに協力してもらい、楽器がよく見えないよう眼鏡をしたうえで、18世紀に作られたストラディバリウスや、現代の最高級バイオリン、安物のバイオリンなど計6挺を視聴してもらいました。

 視聴後、どれが一番いい音を出していたのか尋ねたところ、なんと安い現代のバイオリンの方が評価が高く、ストラディバリウスはむしろ評価が低くでたという研究結果があります。

アントニオ・ストラディバリ
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 アントニオ・ストラディバリ(1644年 - 1737年12月18日)は、イタリア北西部のクレモナで活動した弦楽器制作者。ストラディバリが制作したヴァイオリンは、約1,200挺あるといわれ、約600挺の存在が確認されている。またヴィオラやチェロを約50挺制作しており、いずれも弦楽器の代表的な名器として知られる。
 1737年12月18日イタリアのクレモナにて亡くなり、サン・ドメニコのバシリカに埋葬された。その教会は1868年に解体されており、それ以来、ストラディバリの遺骸は失われたままである。

参照元:DNA


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