放射能汚染された紙幣見つかる―ロシア - EUROPA(エウロパ)

放射能汚染された紙幣見つかる―ロシア

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 紙幣からは基準の2万倍を超える放射線量。今回はモスクワで引き出したお札が放射能汚染されていたという出来事を紹介します。

 福島第一原発事故で食べ物に含まれる放射能については検査がされています。しかし、汚染されているのは食べ物だけではなく、人から人に渡るもの例えばお札や以前紹介した車といったものが汚染されているということがあるそうです。

 モスクワで年金生活をしているエレーナ・クリジャノフスカヤさんは、9月22日にウシャコワ通り銀行支店に行き5万ルーブルを5千ルーブル札10枚を引き出し家に帰りました。帰宅後、お金が自身が使用している枕の下に隠したまま2日過ごし、ガイガーカウンター(放射線測定器)の電源をいれたところ測定器が激しく反応したといいます。

 クリジャノフスカヤさんはによると、ガイガーカウンターは食料品を調べるために買って置いたものらしく、いつものようにスイッチを入れたところ明らかに異常な数値を示していたといいます。そのまま部屋を回って出所を調べてみると、数日前に引き出したお金から放射線がでていることが分かったとのことです。

 通報によりやってきたのはロシア非常事態省の職員です。職員の測定によると、基準を約2万倍上回った放射線量を検出。ついには放射能事故専門チーム「ラドン」も訪れ、検査の結果、お札からは最大で8.2レントゲンの放射線がでていたとのことです。その後、お札は当局により放射性廃棄物管理署に運ばれ詳細な検査が行われたそうなんですが、札束から10センチ離れた場所では1.1レントゲン、1メートルでは4マイクロレントゲンの数値がでたとされています。

 銀行側はどのようにして札が放射能汚染されたのかわからないとしているものの、おそらく原子力発電所もしくは放射能関係企業に流通した後、銀行に入ってきたのではないかとしているそうです。

レントゲンとシーベルトの関係
 レントゲン(R)という単位は照射した放射線の総量を指すもので、シーベルト(S)は生体が放射線を吸収した量を指します。具体的に例をあげて紹介すると、人が一生の間に被曝する自然放射線の量は約16レントゲン、シーベルトに換算すると約160ミリシーベルトと言われています(寿命を60年とし、自然放射線の量を30µR/hとして計算)。

参考:The Voice of Russia
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