中国の空母「遼寧」、航空機を使用した訓練を実施か - EUROPA(エウロパ)

中国の空母「遼寧」、航空機を使用した訓練を実施か

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 先月25日に就役し中国海軍に引き渡された「遼寧(りょうねい、リャオニン)」が初の航海を行いました。公開された画像によると、「殲15」艦載戦闘機による空母を使用した訓練も行われた模様です。

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 2012年12月午前6時、遼寧省大連港から5隻の引き船にに引っ張られる形で出航したのは中国初の空母「遼寧」。実はこの時殲15による空母に対する試験飛行が行われたそうです。

 中国系サイトによると「インターネットに投稿された画像では空母に積まれた「殲15」艦載戦闘機が超低空飛行を行った様子と艦載ヘリコプター「直8」が空母のデッキに着陸した様子が確認できた」としています。この二つが何を意味するのか。
 まず最初の「空母に積まれた「殲15」艦載戦闘機が超低空飛行を行った」という点について、公開された写真から判断すると使用されたのは、遼寧の格納庫に収められた殲15(遼寧省大連港で出航前に確認された)ではなく、陸地から発進した殲15で、続く「艦載ヘリコプター「直8」が空母のデッキに着陸した様子が確認できた」というのは、殲15が試験飛行で何らかの失敗をした際にパイロットを救助するためのヘリであると思われます。

 具体的にどのような試験が行われたのかという点は「艦載機は発着艦の条件を備えており、何度も発艦、着艦の訓練を行った。」と中国系サイトに書かれているんですが、公開された写真からは空母先端のスキージャンプを使用した発艦、そして着艦は行われず、単純に飛行甲板を使用したタッチアンドゴーや着艦を行わない飛行テストが行われたのではないかと思われます。

中国空母遼寧とロシアの同型艦アドミラル・クズネツォフ

動画では2分16秒あたりの飛行訓練

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殲15
 殲15(J-15)はウクライナから購入したロシアのSu-33(試作品)から作られたといわれる艦載機です。ロシアメディアによると、2011年11月に地上施設によるスキージャンプ発艦シミュレーションが行われたと発表しています。
 殲15についてオリジナルのSu-33を有するロシア側は、艦載機着艦に必要な機体制動装置を含め、技術盗用を懸念したことから中国にSu-33を売るという商談は打ち切られています。

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写真:上Su-33(ロシア)、下殲15(中国)

参考:新華社


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