ネズミ、人間には聞こえない声で歌っていた - EUROPA(エウロパ)

ネズミ、人間には聞こえない声で歌っていた

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 地球上で鳴く以外に歌をうたう生き物は一部の限られた種でしか確認されていません。今回アメリカの大学が行った研究では、ネズミのが歌う歌についてただ一つの歌をうたっているわけではなく、

 アメリカ、デューク大学の神経生物学者エリック・ジャービス氏とグスタボ・アリアガ氏、エリック・シュウ氏の研究により、ネズミは歌い調子を変えることができることが分かったといいます。

 今回研究の対象となったネズミの声は非常に高音で人間には聞こえないため、ホーリー氏らは録音をスロー再生することで音を下げ分析を行ったといいます。すると、オスはメスに求愛する際、メロディーとフレーズの繰り返しで構成される曲を歌うことが分かったといいます。また、チューチューと鳴くだけでなく、多彩な音節が含まれ、繰り返し登場するテーマもあったとのことです。

 続けてジャービス氏らが行った研究では、血統が異なる大人のオス2匹をメス1匹と同じ空間において歌がどのように変化するか実験を行いました。8週間にわたり実験を続けた結果、オスは互いに歌う高音や低音をまねて、それぞれの歌が変化したといいます。

 ネズミの歌については2005年にミズーリ州セントルイスのワシントン大学で神経生物学と解剖学を研究するティモシー・E・ホーリー氏と、プログラマーのゾンシェン・グオ氏の研究により初めて確認されています。


 歌うことが分かっている動物は人間、クジラ、イルカ、そしてネズミなど限られた種だけが持つ能力です。ザトウクジラの場合は10年に及ぶ研究で、それぞれの集団には流行の曲があり、歌は他のグループに伝わっていくことが確認されています。また、去年の曲と現在流行している曲を混ぜ新しくアレンジを加えるなどし複雑な曲を作っていることも確認されています。

参照元:ナショナルジオグラフィック
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