垂直離着陸型宇宙船、ニューシェパード - EUROPA(エウロパ)

垂直離着陸型宇宙船、ニューシェパード

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 ブルーオリジンが開発を進めている宇宙船「ニューシェパード」。今回は垂直に離陸し垂直に着陸するという完全再使用の打ち上げシステムが採られているこちらの宇宙船とロケットについて調べてみました。

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 巨大なガスボンベにロケットエンジンが付いたような形をしているこちらの宇宙船「ニューシェパード」は、アメリカの航空宇宙企業「ブルーオリジン」が開発中の再利用可能な垂直離着陸型宇宙船です。ブルーオリジン社はAmazonの設立者であるジェフ・ベゾスが設立した民間宇宙企業になります。

 ブルーオリジン社が設立されたのは今から10年以上前の2000年9月。ここで開発されている宇宙船は「ブルーオリジン・ニューシェパード」こと「ニューシェパード」は2006年11月に初めて打ち上げ試験が行われました。この時の試験では現在とは形状がことなる円錐形のもので、垂直に離陸し高度87mに達した後そのまま垂直に着陸しています。


2006年11月に行われた『ニューシェパード』テスト

 現在は形状を変えロケットとしては珍しい丸い筒状の物を開発しているそうです。ニューシェパードの性能としては乗員3名、エンジンの推力1000キロニュートン、重量は54トンで高度100kmへの商業弾道飛行を目指しています。しかし、2011年8月24日に行われた打ち上げ試験で高度13.7km、速度マッハ1.2で機体が制御不能に陥りエンジンを停止、そのまま墜落するという事態が発生しています。


墜落する2ヶ月ほど前に行われた垂直離着陸の試験映像

 ブルー・オリジン社は現在、米航空宇宙局(NASA)の商業有人宇宙輸送開発計画(CCP)に参加しており、既に新しい宇宙船の開発にも取りかかっているとされています。またこの宇宙船とは別に軌道宇宙船の開発がおこなわれており、こちらは脱出システムを採用した宇宙船でアトラス Vシリーズ、もしくはブルーオリジン社が開発している再利用可能なブースターシステムにより打ち上げが行われるとされています。
 ブルー・オリジン社はニューシェパードによる商業飛行、つまり有人宇宙飛行は2010年にも行われるとしていたものの、2012年現在まだ行われてはおりません。


軌道宇宙船における脱出装置の動作テスト

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軌道宇宙船

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再利用可能ブースターシステム

参考:BlueOriginWikipedia


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