地層処分した核のゴミから放射性物質が漏れだす―アメリカ - EUROPA(エウロパ)

地層処分した核のゴミから放射性物質が漏れだす―アメリカ

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アメリカで核のゴミを地下処分している施設内部で、放射性物質が漏れだすという事故が発生していたことが明らかになりました。

AFPによると、ニューメキシコ州に建設された地下655mの地層処分施設で事故が発生し、地下施設の空気中から放射性物質が検出されたと報じています。

放射能漏れがあったのは同州カールズバッド近郊にあるエネルギー省管轄している核廃棄物隔離試験施設(WIPP)。この施設は放射性廃棄物貯蔵施設の中では最も古く、地下655メートルの古代岩塩層に核兵器製造過程で用いた使用済みプロトニウムが埋められています。

WIPPの地下構造
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同施設は2月初めに火災が発生し、全職員が一時避難する出来事があり数人が病院で治療を受けるという事故がありました。この事故が原因なのかは不明ながら、2月14日午後11時頃に放射性物質が検知され、施設内の大気をろ過する装置が稼働したと発表されています。

核廃棄物隔離試験施設は800人以上の作業員が働いており、年間最大6000立法メートルの放射性物質を保管する能力があります。1974年の操業開始から2010年までに約9000回の放射性廃棄物の搬入が行われており、2070年まで搬入及び操業することが予定されています。

ちなみに、施設の周囲には何十もの標識が点在しており、核のゴミを扱っているという警告文は国連の公用語(英語、ロシア語、中国語、フランス語、アラビア語、スペイン語)及び、ナボホ語(インディアン)と象形文字で書かれているといいます。

参考:AFP
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