巨大恒星、肉眼で観測できない理由 - EUROPA(エウロパ)

巨大恒星、肉眼で観測できない理由

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太陽の150万倍という極めて強い光を放つ天体、りゅうこつ座AG星(HD 94910)。私達の天の川銀河でも最も明るく輝く天体なのですが、実は肉眼ではみることはできないという不思議な天体です。

南半球で暮らすひとではお馴染みの星「カノープス」とその「りゅうこつ座」に位置するところに、私達の銀河系でも最も明るい天体の1つという、りゅうこつ座AG星が潜んでいます。りゅうこつ座AG星は太陽の70倍の質量があり、明るさはなんと150万倍という想像を絶する光度で輝いています。

これほどの光度があるにも関わらず5.7~9.0等級と暗く、見え方としては天王星(5.5等級)から海王星(7.9等級)以下に変化している天体です。どうしてこのように特別暗いのかについて、実はりゅうこつ座AGから発している光のほとんどが紫外線の領域に達しており、また惑星状星雲という太陽風でできたガスに覆われていることからこのような暗い天体に見えるとのことです。

ただ、2万光年と遠くに位置していながら最も「明るい時で天王星クラス」というのは良いほうで、逆にりゅうこつ座AG星から太陽は相当暗く見えているはずです。
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