北アメリカ、北極圏最高峰が決定 - EUROPA(エウロパ)

北アメリカ、北極圏最高峰が決定

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北アメリカ大陸、さらにその北極圏でもっとも高い山は何かご存知でしょうか。実は、これまで精確な測定が行われたことはなく古い装置を使った推定値だったそうです。しかし、実際に山に登りGPSの観測によりイスト山(2763m)が最高峰であることが分かったと報告されています。

 アラスカの北極圏はおいそれとは行けない辺境であり、ほとんどの地域について正確な地図がない。これは飛行機が山々に衝突する危険の種になるほか、石油パイプラインを敷設するデベロッパーなどにとっても不都合が多かった。

 米国アラスカ州北東部の北極圏国立野生生物保護区(ANWR)では、正確な地図がないことが長年問題視されてきた。なかでも、この地域の最高峰がチェンバレン山とイスト山のどちらであるかは、科学者たちにとってずっと議論の的だった。

NATIONAL GEOGRAPHIC

米アラスカ大学フェアバンクス校のマット・ノラン氏が昨年12月、アメリカ地球物理学連合で発表した研究によると、北米大陸北極圏における最も高い山はイスト山で標高が2763m、次に標高2718mのハブリー山、チェンバレン山の2713mということが分かったとしています。

従来このエリアの標高は1950年代に打ち上げられた人工衛星の写真より分析された推定値で長らく、詳細な標高は不明だったとのことです。しかし、冒険家のキット・デローリエ氏の協力の元、実際に山に登りGPSを設置し測定してまわったところこれらの数値がわかったそうです。

冒険家としては科学調査もしながらそれぞれの山を滑走できるという一石二鳥ともいえる挑戦になりました。ただ、手間がかかるものの今回の測定ではわずか360万円程度の費用で行うことができたとしており、これまで数千万円から1億円を超えるような費用で済んだとしています。
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